1839峰 1842m(コイカクシュサツナイ岳 1721m~ヤオロマップ岳 1794m)


長年の夢だった1839峰。夏尾根の頭から往復14時間弱、長かった!

コース名コイカクシュサツナイ沢・夏尾根コース
登山日2011.7.23(土)~25(月) 夏尾根頭テント泊(二泊三日)
天候(1日目)霧のち晴れ(2日目)霧時々晴れ(3日目)時々小雨のち晴れ
道路情報中札内からピョウタンの滝、札内ダムの標識で舗装道路を行く。札内ダムに向かうと覆道やトンネルを数多く過ぎると左手に「札内川ヒュッテ」がある。ヒュッテからのトンネルを過ぎると左手に標識があり、入っていくとすぐ駐車できる広場に着く。
トイレ札内川ヒュッテの中にトイレ有り
所要時間●上二股まで:2時間20分  ●夏尾根の頭まで:8時間40分 ●夏尾根頭~1839峰:6時間50分 ●1839峰~夏尾根の頭:6時間45分 ●夏尾根頭~上二股:3時間 ●上二股~登山口:2時間20分   休憩時間含む
参考タイム(7月23日)【5:20】コイカク沢出合(2゜20')上二股(3゜10')1305m(2゜20')夏尾根の頭【14:00】
  ( )は休憩時間含む
(7月24日)【4:20】夏尾根の頭(15')コイカク山頂(1゜15')ヤオロの窓(1゜40')ヤオロマップ岳(45')1781ピーク(1゜45')1770ピーク(50')1839峰(50')1770ピーク(1゜40')1781ピーク(45')ヤオロマップ岳(1゜20')ヤオロの窓(1゜35')コイカクシュサツナイ岳(15')夏尾根の頭【18:10】
  ( )は休憩時間含む
(7月25日)【7:50】夏尾根の頭(1゜25')1305m(1゜35')上二股(2゜20')コイカク沢出合【14:10】
  ( )は休憩時間含む
山行メモ 【前日】札内川ヒュッテ前の駐車場で車中泊。日本三百名山を完登している茨城県の男性と長野県の男性はヒュッテ泊。ともにカムエクに行くとのこと。いろいろと楽しい話を聞かせて貰った。17時過ぎに就寝。
【7月23日】登山口の広場駐車場は我々の車だけ。登山靴は私はザックの中、妻はザックに縛り付けて出発。コイカク沢は川原が広く明るい沢。特に難しい所もなく、ピンクテープやケルンを見つけて、林の中を歩いたり、渡渉したり、川原を歩いたりと適当に進む。二段の砂防ダムは右岸、最初の函は右岸を巻き、次の函は左岸の踏み跡を行く。約2時間20分で上二股到着。夏尾根が見えるが上部がガスの中。沢靴から登山靴に履き替え、沢靴はデポする。沢水を二人で8L汲む。沢用スパッツはそのまま履いていく。尾根取付き点は背丈の高い笹原だが、踏み跡がしっかりあり迷うことはない。夏尾根は急で標高差1080m登らなければならない。1305標高点までは笹を掴んで登る。ザックが重いので一歩一歩、一段一段踏ん張る。テン場のある1305標高点で小休止。あと残り400mだが更に傾斜が増す。ミカン、ゼリー、バナナ、ラッキョウなどの行動食を摂りながら省エネ歩きを心がける。途中で岩稜帯がでてきて右側がスッパリ切れ落ちている。ずーとガスの中を登ってきたので水分消費は少なかった。夏尾根頭に間もなく到着という地点で突然ガスの中からカムエクが現れた。これには二人とも驚き歓声を上げる。汗がだらだら流れ力を振り絞って登ると夏尾根の頭に着いた。思わずバンザイと叫びたくなる心境だった。高い山から上は晴れていて、雲海が素晴らしい。とりあえずテントを設営する。テントを張っていると目指す1839峰の頂きがガスの中から姿を現してきた。これから大自然のドラマチックな最高の演出が始まった。1839峰は荘厳と言うより威圧感を感じる。ガスが下がり明日行くヤオロから1839峰の稜線も見えてきた。頭に登るとカムエク側の高い山の頂きが見え、ガスと薄いブルーの空と雲、息を飲む素晴らしい景色。1839峰組とカムエク組がドラマチックなシーンを競いあっているようだ。疲れも一瞬で吹き飛ぶ。それに、ブロッケン現象のおまけがついた。ガスも消え、ショーが終わる。エサオマンから来たと言う東京の若者が来た。これから下山し、上二股でテント泊すると言うことだった。1839峰へは水は多く持っていった方がよいとのアドバイスを受ける。テントに入り少し生ぬるいビールで乾杯。19時過ぎに就寝。夜中に起きて星を見る。
【7月24日】朝3時起床。ガスがかかりコイカクが見える程度。妻は小さなサブザック、私は妻のザックで、カッパ上を着て出発。朝露でズボンがすぐに濡れ、靴の中も水でぐちゃぐちゃ。カッパの下も履いた方がよかったかなと後悔するが、履かなくて良かった。露で足を冷やしなが行ったのがロングコースを歩くことができたと思う。コイカク山頂はガスの中。途中のヤオロの窓は噂どおりの大迫力。何個かピークを越え、岩稜帯のナイフリッジも越え進む。途中でガスが消え1839峰やルベツネ岳への稜線も見えたが、再びガスの中と繰り返す。ヤオロの山頂はガスの中。1781ピークまで何箇所かお花畑があり、癒される。ヒダカキンバイソウが満開。1781ピークから1770ピークまで小さなアップダウンを繰り返す。登山道は立派な夏道だ。1702標高点が過ぎると尖った二つのピークが見えだす。1770ピークの左に1839峰である。1770を越え、最後の1839峰の急な登りは草を掴んで登る。出発してから6時間50分で憧れの山頂の人となった。山頂標識は無く、木の棒にピンクテープがあるのみの簡素さ。何も見えないので、靴の紐を締め直し、滞在15分で下山。徐々に気温が高くなってきた。1770からのアップダウンは飽きるほどだ。ヤオロ山頂は再び眺望なし。ヤオロの窓が過ぎてから雨が降ってきたのでカッパ上を着る。ガスの中、コイカクまでのハイマツ帯は辛かった。テン場へ着いた時も雨なのですぐにテントの中へ。ストーブで温まり、濡れたものを乾かす。夕食後に雨が止み、外に出ると帯広等の街の光が見え、星も綺麗。22時就寝。次の日1時頃、テントが風でバタバタして目が覚める。
【7月25日】朝から小雨が降ったり止んだり。雨が止んだので重くなったテントを撤収しカッパ上下を着て下山。夏尾根は急で滑落しないように慎重に下る。徐々に気温が上がってきてカッパ上を脱ぐ。そのうちに埼玉の単独男性に会う。コイカクを日帰りするとのこと。1305標高点の下で埼玉の男性に抜かれる。上二股で沢靴に履き替え、顔を洗ったりしながら1時間水遊びをする。沢も淡々と下り14:10に長く辛かったが長年夢見た山行が終わった。

二段の砂防ダム(右岸を巻く)
上二股。夏尾根が見える

上二股で沢靴から登山靴に履き替える
夏尾根の前半は両脇が笹

1305m標高点のテン場で小休止
夏尾根頭に向かう

夏尾根頭に着くとガスが消え、コイカクシュサツナイ岳が現れた

テント設営が終わる(16:30)
1839峰も顔を出してきた

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