どたばた山日記(その1)
十勝幌尻岳にて●ダニ奮戦記  (平成11年6月5日)

  先日、日高の「十勝幌尻岳(1846m)」に登った。天候も良く機嫌良く帰ってきた。
日高にはダニ(マダニ)が多いとは先輩諸氏から聞いていた。ある先輩は「男の大事な袋?」
を食いつかれ、医者にいったそうだ。
私は日高の山の経験は少ないこともあり、この日ダニを初めて拝見した。「先輩の袋」の話
もあり、下山してすぐ上着やズボンを振り払い、ダニがいないか入念にチェック。
さらに芽室の温泉で全て着替え、体に付着していないか再度チェック、万全を期した。
が…。帰り車を運転していると何か肩が凝った感じがする。肩を揉んでいると後頭部に
何かひっかかるものがある。少し引っ掻いても取れない。年をとったからイボでもできた
かと思いそのままにしておいた。
次の日に何か左脇腹が打撲したような痛みがあった。何かにぶつけた記憶もない。
女房に見てもらうと、なんとダニが頭を突っ込んで食っている。女房はピンセットで取る
ことにした。少しの力では取れず、思いきり引っ張る。脂肪の無い私の脇腹もかなり伸び
「プッツン」という音がして(音がしたように感じた)やっと取れる。幸い血は吸ってい
なかったようだ。完全に取れた感じがしないが、まぁいやと妥協した。
後頭部も女房に再度見てもらうと、やはりダニ。これは死んでいたようだ。
あんなに入念にチェックしたのに食われたことが、バカにされたようでくやしい。
ダニ恐怖症になったわけではないが、これから日高の山に登るのに少し憂鬱である。
この憎っくきダニ2匹は、私の山行記録ノートにセロテープで張ってある。
    ダニ対策

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