エサオマントッタベツ岳 1902m


もう行くことはないと思っていた2回目のエサオマン。仲間に感謝!

コース名エサオマントッタベツ川コース    GPSトラック図
登山日2022.8.5(金)~9.7(日) 2泊3日
天候8.5(晴れ)、8.6(晴れ)、8.7(曇り)
所要時間5日:びれい橋~997テン場=総時間(休憩含む):5時間50分
6日:997テン場~山頂往復=総時間(休憩含む):11時間20分
7日:997テン場~びれい橋=総時間(休憩含む):5時間20分
参考タイム【9:40】びれい橋(35')ゲート(1°10')715本流出合(1°55')823分岐(2°10')997テン場【15:30】( )は休憩時間含まず
【6:00】997テン場(1°35')1275核心部(1°45')北東カール(1°10')稜線(30')札内JP(1°10')【12:10】山頂【12:30】(1°05')札内JP(1°10')北東カール(2°25')997テン場【12:20】 ( )は休憩時間含まず
【7:00】テン場(1°45')823分岐(2°00')715本流出合(1°35')びれい橋【12:20】 ( )は休憩時間含まず
道路情報札幌から登山口まで約270km。戸蔦別林道は整備されている。びれい橋の少し先で駐車
山行メモ 2004年に一度行っている。もう二度と行くことは無いと思っていたが、ganさんから二泊で行くからと誘われる。体力が落ちているので、悩んだが参加することにした
【1日目】2004年はびれい橋先の6号砂防ダムで車中泊して登った。あれから18年経過。林道も藪となり踏み跡化。ゲートから戸蔦別林道に入るがここも踏み跡状態。1箇所、見失い進んだが下山時に違うことが分かり、ピンテを付けてくる。本流出合から本格的な沢登り。自分も歳を取ってバランス感覚もなくなったのか、結構大変な思いで遡る。2004年は若かったこともあるが、水量が少なかったと思う。3人に付いていくのがやっとだが時々待っていてくれる。3人で地図を見て現在地を確認している間は、何もせず石に座って体を休ませる。997分岐手前でK労山パーティ3人がテントを設営、魚釣りをしていた。15時30分に997に到着。テントを張り焚き火の流木を集める。テントも設営、焚き火にも火がつき、まずはビールで喉を潤す。食担はganさん。釜揚げソーメン、イワシ缶詰、キムチなどで腹いっぱいになる。焚き火が燃え盛っていたが20時に就寝
【2日目】朝はそれぞれカップ麺。私がミネストローネを作る。縦走ザックは置き、軽いサブザックで行く。1275で三段の滝が現れた。ここはザイルが張ってある左岸を高巻く。その上にも二段の滝が現れ、核心部の300m滑滝に入っていく。滑滝は滑落しないよう慎重に足を運ぶ。楽しいが精神的にも疲れる。その後何箇所か分岐があり選択するが、全て3人にお任せ。やがて北東カールに出る。桃源郷のような素晴らしいカール。荘厳なカール内を歩きテン場に着く。ここから左側のルートを取る。ガレ場で落石が怖い所だ。石を落とさないように慎重に登り稜線に出る。一気に視界が広がり歓声を上げる。ハイマツを100m漕ぎJP着。ここで山座同定。日高山脈の奥深さ、どこまでも続くナイフリッジの稜線は飽きることはない。JPから一度下って最後の標高差150mを息を切らして登る。前回からはハイマツも伸び歩き難くなった感じがした。山頂には地味で小さな山頂標識が置いてあった。K労山パーティが先に到着。お互いに登頂を称え合う。集合写真も撮ってもらった。滞在時間30分で下山。下山では北東カールに降りるガレ場の落石が怖く時間がかかった。北東カールには東京から来た沢屋二人がターフを張っていた。300m滑滝は左岸の枝や笹に掴まりながら降りる。何回か滑ったので慎重になり過ぎて時間がかかり迷惑をかけた。その後の沢下りは、何とか3人に付いていくことができ、暗くならないうちに997テン場着。今日の食担は私。カレーライスにソーゼージ入塩ラーメン。明日は帰るだけなので、21時まで焚き火にあたった。
【3日目】7時にテン場を出発。入渓地点まで遅れることなく順調に沢を下ったが、途中の渡渉で2回転び全身水浸し。もう1回は踏み跡で思い切り転倒、膝を打ったが無事だった。絶対怪我をしないぞ!と自分に誓っていたので、入渓地点に着いた時は正直ほっとした。びれい橋で帰る支度をしているとK労山と東京パーティが一緒に下山してきた。東京パーティといろいろ話している内にganさんの本を持ってきているとのこと。「それは私です」となってganさんはサインをするはめになった。ganさんの沢本が本州の人にも役立っていることは同行者としても本当に嬉しい。
山座同定幌尻岳、戸蔦別岳、北戸蔦別岳、1967峰、ピパイロ岳、十勝連峰、芽室岳と西峰、伏美岳、妙敷山、札内岳、十勝幌尻岳、ニペソツ山、ウペペサンケ山、イドンナップ岳、ナメワッカ岳、カムイエクウチカウシ山、ピラミッド峰、1839峰
テン場情報997分岐の手前100m右岸。997分岐山スキー沢左岸。北東カール。札内JP。JPとエサオマンのコル。エサオマン山頂
風呂新嵐山の国民宿舎:風呂は270円(ボディソープ、シャンプーあり)

びれい橋の少し先で駐車踏み跡を辿る

本流出合いに着く平凡な沢を黙々と遡る

頼もしい三人。私は付いていくだけ初めて滝らしい滝

997分岐、山スキー沢左岸のテン場流木を集め焚き火の準備。うちわで扇ぐ

冷たいビールは美味しい焚き火を見ているだけで癒される

2日目。途中で大休止いい滝が現れた。核心部の滑滝は近い

この滝は左岸を高巻いた300mの滑滝。慎重に遡る

滑滝を遡る。妙敷山と伏美岳が見えてきた

滑滝が続く

北東カールが近づいてきた

北東カールは荘厳。残雪は2箇所と少なかった

北東カールから稜線を目指す。落石が危険エサオマントッタベツ岳(稜線への登り)

稜線で出ると一気に視界が広がる札内ジャンクションピーク(JP)

JPからエサオマンに向かう。エサオマンの左は幌尻岳

2回目の山頂。まさか来るとは思わなかった。皆さんのお陰

エサオマンからの南望。カムエクや1839峰が望める

十勝平野は雲海の下。ニペソツ山やウペペサンケ山が見える

幌尻岳、戸蔦別岳、北戸蔦別岳、1967峰、ピパイロ岳、伏美岳、妙敷岳が確認できる

札内岳。その後ろは十勝幌尻岳エサオマンからJPに向かって戻る

JPから北東カール下山口に向かって稜線を歩く

稜線の下りで熊の糞。新鮮!2日目も河原で焚き火

1回目のエサオマン(2004.9.26~9.27)へ戻る

日高の山リストへ    inserted by FC2 system