著者：菅原靖彦氏。　発行所：北海道新聞社。２８７ページ。定価：１,８００円＋税

花や鳥、昆虫は撮影月日が書いてある。花により日付が違うので何回も取材していることがわかる

地図は分かりやすく、かつ詳しい。駐車場やトイレが明示されているので安心だ

コースの標高差と距離をグラフ表示。おまけ情報も知らないことばかり。ワクワクする

（感想を一言） 　菅原靖彦さんは「北海道夏山ガイド」の共同執筆者。「北海道雪山ガイド」「北海道スノーハイキング」の編集者、ほかにも著書がたくさんある。昆虫、高山植物、野鳥、野生動物、天体、気象などに詳しく写真も一流。高度なAdobeのソフトを使いこなし、すぐ印刷できるまで作り上げる。また山のトイレを考える会の「山のトイレマップ」「山のトイレマナーガイド」の編集もしていただいた。くまさんカップルのイラストもなかなかいい。 　今回のゆったりリハイキングは今までガイド本を数多く執筆して得たノウハウが詰まった集大成のガイド本に思える。 例を上げると 花や鳥、昆虫の撮影月日が書いてある。これは参考になる。カタクリが見たければその時期に訪れればいいのだ。 駐車場やトイレ、バス停が書いてあるので安心。停めては駄目な駐車場まで描いてあるので、怒られることもない。 地図にはポイント間の距離やコースタイムが書いてあるので力量にあったコースが選択できる。 「風で動き回る浮島」「ヒトリシズカとフタリシズカ」「若き三浦雄一郎の三角山直滑降はホント？」などおまけの情報が楽しい 　登山はやったことがないが自然の中を歩いてみたい人、子供と一緒にハイキングをしたい人、登山はしたけど体力的に無理になってきた高齢者にはピッタリの本と思う。私も高齢者になってきた。行ったことの無いコースも多く、これからが楽しみだ。