カムイエクウチカウシ山 1979m


岳人憧れの山、カムエクへ。日高の山の美しさ、荘厳さ、奥深さに酔いしれる!

コース名八の沢コース
登山日2002.9.14(日)~9.16(月) 2泊3日
天候9.14(晴れ時々曇り、一時雨)、9.15(晴れ時々曇り、一時雨)、9.16(快晴のち曇り)
所要時間登山口(1°50')八の沢出合(4°30')山頂(4°00')八の沢出合(1°30')登山口   ( )は休憩時間含まず
参考タイム【12:50】登山口(1°50')八の沢出合【15:00】( )は休憩時間含まず
【5:10】八の沢出合(30')二股(1°10')三股(1°30')八の沢カール(35')国境稜線(45')山頂(25')国境稜線(20')八の沢カール(1°15')三股(55')二股(35')八の沢出合【15:50】 ( )は休憩時間含まず
【7:25】八の沢出合(1°30')登山口【9:00】 ( )は休憩時間含まず
道路情報札幌から登山口まで約280km。中札内からの道路は「主要道々静内中札内線」いわゆる日高横断道路で工事中だが、登山口まで立派なトンネルや覆道ができている。登山口手前300mに駐車場がある。ここで通行止め。ここには簡易水洗のトイレがある。また登山口に道開発建設部が作った登山口の案内板がある
札内川9月に入って好天続きで、水量も少なく渡渉は膝下だった。主に左岸の樹林帯に踏み跡があり、テープを見落とさないようにすると効率的に歩ける。水量が少なかったので、河原を適当に歩いた。札内川は豪雨の後一気に増水するとの事、天候判断が重要な要素となる。
山行メモ ついに憧れのカムエクに登ることができた。メーリングリスト仲間の情報を熟読、危険箇所をチェック、万全の事前準備をした。今まで北海道の山を170ほど登っているが、最も難易度の高いスリリングな山行だった。9月から好天が続いたこと、三連休の予報も晴れ模様なので、一大決心をして臨んだ。お陰で札内川の水量は膝下。少し雨がぱらつく不安定な天候だったが、青空も多く素晴らしい山行となった。八の沢出合で幕営したが、山中での2泊は2回目。ここでは、女房ともども携帯トイレを使い(大2、小3)気持ちも良かった。私は全工程を沢シューズで、女房は八の沢カールで登山靴に履き替えて登った。
【1日目】登山口からすぐ七の沢の渡渉があるはずだったが、なかった。ピンクのテープを頼りに重いザックを背負って歩く。川原を歩いたり、河畔林の踏み跡を歩いたりしながら行く。途中で雨が降ってきたので、木陰で20分ほど雨宿り、約2時間ほどで八の沢出合いに着く。この日は4張り。ビールやウイスキーを飲みながら夕食。雨が降ってきて6時過ぎに就寝。
【2日目】八の沢出合いの空は快晴だった。朝食をせずにテン場で最も早く出発。二股付近から山頂にガスがかったカムエクが見える。空は青い。二股と三股間でNHK取材班がキャンプをしていた。その中に写真家の伊藤健次さんがいて、来春に放映する映像を撮っているとのことだった。2時間ほどで三股に到着。結構、解放感があって雄大な地形だ。三股から八の沢カールまで急登が続く核心部。滝の巻き道、落石の危険があるガレ場、急傾斜のトラバースとスリリングな場所が続く。テープを見落とさないように慎重に登る。約2時間で八の沢カールに到着。昭和45年、福岡大ワンゲル三人が熊に襲われ遭難し、荼毘にふした岩と遭難碑のプレートがあった。痛ましい事故だ。途中で我々を抜いた旭川の男性と会社の同僚4人パーティとも一緒になった。女房は渓流シューズから登山靴に履き替える。登山道は大きな岩の間からピラミッド峰の方向についている。途中で分岐があったが、テープが見える方に右折。そこはガレ場の急登だ。先行パーティは傾斜の緩い方に行ったらしい。そこを登るとお花畑の草地で熊の掘り返しが凄い。まもなく国境稜線に着く。南に1839峰、ピラミッド峰の右に1826峰、そして東側に十勝幌尻岳と札内岳の秀峰が見える。西側は光の当たったコイボクカールが眩しい。カムエクはガスがかかったり、晴れたりを繰り返ししていた。明確な踏み跡の岩稜帯を登る。岩峰を越えると高山植物が咲くと思われる草地を経て、最後の登りとなる。一歩一歩噛み締めながら登り、やっと憧れの山頂に。山頂直下にテン場が2箇所ある。先行したソロの男性と4人パーティが記念写真を撮っている。我々も撮ってもらい、360度の大パノラマに歓声を上げる。天候は不安定でガスで全く見えなかったり、一瞬にしてガスが晴れたりを繰り返す。かなり遠くまで見え、山座同定に時の経つのを忘れる。次の目標である1839峰は遥か彼方に聳えている。約1時間でしかたなく下山開始。八の沢カールで休憩し、三股に向かう。途中でテープを見失わないよう、また落石に注意し慎重に降りる。八の沢出合いに予定時刻に到着、明日の用意をしてビールで乾杯する。
【3日目】朝早くキラキラ光る札内川を歩くのは、本当に気持ちがいい。水量も少ないので、適当に河原を歩く。渡渉も5回ほど。約1時間30分で登山口に到着。日高山脈山岳センターの女性の方にコーヒーをご馳走になり、しばらく日高談義。山岳センターの展示物をゆっくり見て、今回の山行を反芻する。
山座同定 十勝幌尻岳、札内岳、1839峰、1967峰、ピラミッド峰、エサオマントッタベツ岳、イドンナップ岳

日高山脈山岳センターで情報収集と登山届けを提出
札内川を渡る
八の沢出合いのテント場
八の沢遡行途中(二股)でカムエクが見える

次の写真(その2)へ続く

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