全く知らないで増毛山道を歩きましたが、安全面等で問題があるので一般開放はしていないとのことです。
留萌振興局とNPO法人増毛山道の会が連携し、毎年「増毛山道体験トレッキング」を開催しています
ので、それに参加してくださいとのことです(2018.9.18留萌振興局に電話確認)。
復元した古の山道19kmを歩く
コース名 | 幌~岩尾コース GPSトラック:幌~雄冬山(8.3km) 雄冬山~岩尾(10.6km) |
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登山日 | 2018.9.15(土) |
天候 | 晴れ |
メンバー | HYML(北海道の山メーリングリストの仲間5人) |
所要時間 | ●幌~雄冬山:4時間30分 ●雄冬山~岩尾:4時間30分 休憩時間含む |
参考タイム | 【7:00】幌登山口(2゜00')【9:00】浜益御殿【9:20】(2゜00')【11:30】雄冬山【11:50】(2゜25')岩尾分岐(2゜05')岩尾登山口【16:20】 ( )は休憩時間を含む |
登山道情報 | 国道231号の岩尾まで車2台で行き、登山口に1台デポ。もう1台で幌側の登山口へ |
増毛山道 | 暑寒別天売焼尻国定公園の浜益から増毛までの海岸は急峻な断崖が続き、江戸時代は交通の難所とされてきました。そこで江戸末期に幕府の命を受け、増毛の漁場を請け負っていた商人「伊達林右衞門」によって1857年(安政4年)に開削されたのが「増毛山道」です。昭和20年頃まで使われていましたが、海岸線に国道が整備されたことからやがて交通量が減り、その後は笹藪に埋もれてしまいました。平成21年度から地元の有志らが笹刈りを開始し、平成28年10月16日に増毛・浜益間がつながり、増毛山道の全線復元が完了した(石狩市のホームページより) |
山行メモ | 数日前にHさんからお誘いのメール。今まで特に行きたいとの強い思いはなかったが、即参加の返事。早朝、石狩八幡の集合して岩尾温泉に向かう。私の車を岩尾の登山口にデポ。リーダーWさんの車で幌の登山口へ。結論から言えば、想像していたより山道はかなり広く笹を刈ってあり快適。また、熟れた古の道もそのまま残っている感があった。山道には約200m間隔でナンバリングした丸い標識が樹木に掲げてあった。幌からはHの番号。別苅はB、岩尾はIの番号だった。岩尾分岐からはIBとか付与してあった。番号は登山の目安となり、励みとなった。幌からは山スキーコースと同じで緩やかな山道。冬とは違い見晴らしはよくないが、浜益御殿に向かう尾根に乗ると、たまぁに右手に浜益岳が望まれた。冬はいつもニセピークに騙されるので今回もそうかなと思ったが本峰だった。思ったより楽に着いた。立派な山頂標識があり、その数m後ろに三角点があった。三角点の周りは太いハイマツを切った跡がある。相当苦労して見つけたそうだ。どっしりした浜益岳と暑寒別岳の景色は雄大。また山頂から30mほど行った所に雄冬山の展望所があった。心憎いほどの演出だ。山頂で記念写真を撮り、20分ほど休憩して雄冬山へ向かう。浜益御殿から150m下り、コルから350m登ると雄冬山。山道は雄冬山の東面をトラバースして走っている。雄冬山へは昨年10月に登山道ができた。登山道との分岐に増毛山道の会主催の登山会メンバーが休憩していた。いろいろとお話してザックをデポして山頂へ向かう。急だが距離が短いので割と楽に山頂着。冬もそうだが、この山頂からの眺望は雄大で私の大好きな景色の一つだ。山頂には真新しい「林右衛門の座所」の立派な標柱が立っていた。また、その後ろのハイマツ帯に三角点標石があった。この標柱の除幕式がこの後あるらしい。続々と関係者が登ってきた。入れ替わり私たちが下山。雄冬山から距離は長いが、基本的に下りなので気楽だ。山道もよく整備されて歩き易い。途中で林道に出合い左折。すぐに右折し進むと「増毛山道全線復元記念植樹」の標識。その向かいに避難小屋があった。避難小屋の横を通過し再び山道に入る。やがて岩尾分岐の看板。ここで左折し淡々と下る。徐々に足も疲れてくる。途中で石組みの遺構や倒れた電信柱を見かけた。案内標識がH99となり岩尾の登山口に着いた。Yさんが一生懸命に採ってくれた「ボリボリ」を皆んなで分けて帰途についた。「増毛山道の会」等の復元作業に尽力していただいた関係者の皆さまに感謝いたします。 |
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