★2004年ペリカン情報がありました
(BIAさんから写真提供)

今年の6月3日17:30頃、札幌大橋付近で撮ったものです。140万画素、3倍ズームのデジカメで撮影したものをさらにトリミング、縮小しましたので、あまり画質はよくないですが。最初、鷺が眠っているのかと思って少しづつ近づいたら、10m位まで近づけたんですよ。そこで同行していた5歳の甥っ子が走り出したもので逃げられちゃいましたが、そっと近づけばかなり側まで寄れそうです。人が近寄ってもあまり警戒している雰囲気じゃなさそうでしたよ。

モモイロペリカン観察記

【平成10年7月10日】
7月9日北海道新聞の夕刊に『野鳥したたか 工事と共生』というトップ記事が載った。内容は石狩川にかかる札幌大橋の近くで、開発局がしゅんせつ工事をやっており、そこが「モモイロペリカン」や「あおさぎ」などの“野鳥の楽園”になっているということだった。「ペリカン」?なぜこんな北海道に居るの?と不思議だったが、新聞によると昨年夏、山口県宇部市の公園から逃げ出したペリカンということだった。そう言えば昨年の北海道新聞に茨戸川付近を飛んでいるペリカンの写真を載せた記事を記憶している。なんとこの北海道の寒い冬を過ごしたんだろうか?いや冬に雪の無い本州に戻り、再び北海道に飛んできたのだろうか?といろいろと考えらさる。なにはともあれさっそく自転車で現場に行ってみることにした。現場は、札幌大橋を渡って(当別町側)直ぐ石狩川の堤防に左折し、500mほど行ったところである。車が数台駐車しており、超望遠レンズのカメラでシャッターチャンスを狙っている人が5人ほどいた。現場は「しゅんせつ工事」(堤防を造るための土砂を石狩川から採取している)の真っ最中で、大きな長い管(パイプ)から泥水が激しい勢いで吹き出している。その周りには汲み出した泥水の中にいる虫や小魚を狙って、いろいろな鳥が集まっていた。アオサギ、トビ、カモメ類かなりの数である。しかし期待していたモモイロペリカンの姿は見えず、しばらく堤防に座って現場を見ていた。その後10分ほど経って、北西の方から何やら大きな鳥が飛んできた。モモイロペリカンだ!。現場に舞い下りたモモイロペリカンは、アヒルのように愛敬のある歩き方でかつ悠然としている。しばらく様子を見ていると、突然結構な大きさの魚を捕獲した。泥にまみれた魚をくちばしでくわえたあと、口から放し地面に叩き付けている。その動作を何回も繰り返す。魚を弱らせているのだ。あの泥まみれの魚をそのまま食べるのだろうか?と心配して見ていると、何と次にその魚を口にくわえたまま、水で洗いだした(すすぐ感じ)。そして食べた。その初めて見る奇妙な動作を時間を忘れ見ていた。本当に思いがけない光景であった。始め数羽だったアオサギも20羽以上集まってきた。トビもかなりの数である。新聞の見出しのとおり、野鳥が生きるしたたかさに感動し、満足感一杯で家路についた。

【平成10年7月11日】
今日も昨日の感動を胸に、午後4時過ぎにまた行ってみた。やはりモモイロペリカンはいない。30分ほど経ってもこないので、帰ろうと思っていると、いつ飛んできたのかチャッカリ座っている。今日は日曜日でしゅんせつ工事もやっていないが、野鳥の数は昨日より多い感じだ。アオサギは40羽以上にもなった。今日のモモイロペリカンは座ったまま、時々毛繕いする動作をするだけで歩かない。30分ほど見ていたが、今日は餌もなく休息日なのだろうか?歩いたのは一度だけだった。だんだん寒くなったので、帰ることとした。


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