十勝岳 1457m~楽古岳 1471m縦走


延々と続くピラミダルな日高の山々に歓声を上げる

(夏道は無し)
コース名十勝岳(西尾根コース)~楽古岳(夏道コース)   GPSトラック図
登山日2009.4.19(日)。メンバー4名
天候晴れ後半曇り。無風
道路情報車1台を楽古山荘への林道ゲート(土砂崩れで楽古山荘手前約1.4kmの「楽古1号橋」で車両通行止め)にデポ。もう1台は、十勝岳西尾根取り付き地点(ニオベツ川上二股)である天馬街道の翠明橋手前右駐車スペースにデポ。
所要時間登り(十勝岳まで):3時間45分 十勝岳~楽古岳:2時間45分 下り(楽古岳~林道ゲート):2時間35分。    休憩時間を含む      休憩を入れた総所用時間:10時間。  
参考タイム【5:10】ニオベツ川上二股P(2゜25')1148(1゜10')【8:55】十勝岳【9:15】(1゜15')1285(1゜15')【12:00】楽古岳【12:35】(1゜05')メナシュンベツ川(45')楽古山荘(20')林道ゲート【15:10】  ( )は休憩時間含む
山行メモ 十勝岳は南日高の山で夏道が無いのであまり登られることはない。Gさんから携帯メールで南日高の誘いを受ける。かなり迷いながらも手が勝手にOKの返事を出してしまう。次の日に計画表を見て、Yさん、帯広のTさんも一緒と分かる。3人の強者に付いていけるか、日帰りで歩き通せるか、切れた稜線を無事歩けるか、など不安がよぎり申し込んだ後悔をする。プラブーツが無いので夏靴をたっぷり防水、ピッケルはYさんに貰っていたが、アイゼンは6本爪しか無いので、とりあえず、アイゼンとワカンを買いに行って準備万端で参加する。前日の13時過ぎ自宅を出発。Yさん、Gさんと合流して、日高幌別駅前のバス停に泊まらせて貰う。お酒も入り21時過ぎに就寝、快適で熟睡する。当日は午前3時起床、朝食を済ませ、Tさんが待っている楽古山荘への林道入口に向かう。若いTさんとは初対面だ。楽古山荘手前1.4kmで臨時の通行止めゲートがあり車1台をデポする。天馬街道を走り、登山取り付き地点のニオベツ川上二股に車をデポして5時過ぎに出発。西尾根を直接登らず右側の沢から入る。Yさんを先頭に硬雪の沢を登って行く。私が急斜面を息を切らしながら真剣に登っているのに、Tさんはあくびと嬌声、口笛と「余裕をかます」…。沢から支尾根に上がり850m地点で西尾根に合流する。私が一番怖かったのは、沢から西尾根の1148mまでだったと思う。尾根に上がってから急斜面を一部トラバースした時はびびった。1148mから、割りと緩やかになり、ようやく元気(声)が出てきた。好天に恵まれ、南日高の稜線歩きは、目も眩むほど素晴らしかった。十勝岳はどっしりした山だ。前の3人に遅れながらも写真を撮りながら付いて行った。1148で最初の休憩をして十勝岳ピークに向かった。昨年登った野塚岳の沢、2006年の楽古岳への沢がくっきり見え、その時の山行を思い出す。野塚岳の向こうにトヨニ岳、ピリカヌプリ、そして神威岳が見え、右側は雲海上にアポイ岳とピンネシリの山塊が顔を出している。無風で暖かく、つぼ足でも抜からず快適な尾根歩きだ。右に楽古岳とこれから行く十勝岳からの稜線を見ながら進むと十勝岳に着く。山頂からは十勝平野や太平洋も見え、雄大な日高山脈の眺望に感激する。登頂を讃え互いに握手を交わす。20分休憩して十勝岳を後にする。広い尾根を下るほど気持ちの良いものは無い。一気に400m下る。コルからは1285ピークを目指す、辛い登りが続く。精神的なものか十勝岳への登りより楽に感じながらも、3人に遅れないように頑張って付いて行く。1285ピークに着き、ほっとする。ここでTさんが、皮も食べれるミカンをご馳走してくれる。美味しくて力が蘇る。最後の楽古岳への急斜面はピッケルを使い、YさんとGさんがステップをちゃんと切ってくれたので、不安なく登れた。ガスに覆われた山頂は馴染みの標識が立っていて、ジャスト12時に着いた。記念写真を撮って昼食にする。またまた、Tさんが昨日ポンヤオロ林道で採ったと言うネギで作った餃子をザックから取り出した。Gさんが持っていたカレー片を入れて煮たが、これが極旨。足も疲れてバテ気味になっていた私は、この特製ネギ入り餃子カレースープで息を吹き返した。時折、陽が差し、ポカポカ陽気の中で寛ぐ。約40分ほど休憩して、夏道に沿った急斜面を下山する。楽古岳の急斜面の後半で(疎林になってきた下部)、足に木が引っ掛かったのか、数回転しながら10mほど滑った。怪我はなかったが、ちょっとした油断だと思う。最後まで慎重さは欠かせないことを勉強した。メナシュンベツ川に降りたところで休憩、清流を汲んで喉を潤す。楽古山荘までの渡渉は5回ほどあるが、何とか靴中を濡らさずに済んだ。楽古山荘前から見える十勝岳は遠くに輝いていた。通行止めゲートまでの林道には土砂崩れが2箇所あった。約20分歩きゲートに着く。私はHYMLに入る前は、沢とかピッケル、アイゼンの領域は特殊な人間がするもので、足を踏み入れはいけない世界と思っていた。「yoshioさんは行けると思ったから誘った」と言ってくれたGさん、行動を共にしてくれたYさん、Tさんに感謝します。

西尾根右側の沢からスタート
締まった雪の急斜面を登る

西尾根に上がり大展望に歓声を上げる
好天で素晴らしい景色だ

迫力あるピダミダルなオムシャヌプリ(右)と野塚岳

十勝岳西尾根を進む
途中の1148ピークで休憩

日高のナイフリッジな稜線とピダミダルな山々よ永遠に

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