三峰山沢右股から富良野岳 1911m


大滝、手掛りの無い小滝と釜、高巻き、急な草付きトラバースといろいろなメニューが凝縮した沢

コース名三峰山沢右股コース GPSトラック図
登山日2011.8.20(土)
天候晴れのち雷雨のち晴れ
メンバー山のメーリングリスト仲間8名
道路情報「バーデンかみふらの」の向いにある駐車場に車2台を置き出発。駐車地点から150mほど道路を下ってから入渓
所要時間●登り(富良野岳まで):4時間55分  ●下り(夏道を凌雲閣まで):2時間40分
●凌雲閣から駐車場:40分   休憩時間含む
参考タイム【7:10】駐車場(45')1号砂防ダム(15')1170二股(50')九重の滝上(1゜00')華雲の滝(2゜05')富良野岳(1゜15')【13:20】夏道と左股の交差点【13:50】(55')凌雲閣(40')駐車場【15:25】
  ( )は休憩時間含む
山行メモ前日はアバレ沢。下山は三峰山沢左股の予定でしたが、富良野岳山頂直前で雷雨に遭い、夏道を下る。今まで登った沢でトップクラスのいい沢でした。九重の滝での緊張の登り、高巻き、連続したツルンとした滝と釜、急な草付き場の緊張トラバース、狭い岩稜帯、最後にハイマツ帯とスリルもありいろいろなメニューが凝縮された沢だった。入渓後荒れた林道を歩き、左岸のフキで覆われた林道へ。最初のバカデカイ砂防ダムは右から高巻き林道に出る。2号砂防ダムで右の踏み跡を登り少し迷う(迷った踏み跡)。ここはそのまま右を越え、すぐ広い川原に降りる。最後の1号砂防ダムは右から巻く(二回目は左から巻いた。この方が楽)。川原は先日の大雨で土砂と流木で大荒れ。渓相が変わったようだ。すぐ1170二股となり右股を進む。ここから九重の滝と登る沢の全容が見え、これから急な岩盤の大滝を登ると思うと身震いした。九重の滝をMさんはスタスタ登って行く。私も登ろうとするが、手掛りが微妙で怖い。安全第一でザイルで確保してもらい登る。この滝は広くて長さ70mほどの連瀑で一歩間違えばあの世行き。それからペロンとした小滝と釜が続く。これがまた楽しい。何回かお助け紐のお世話になる。1420華雲の滝は30mほどか。右手前から高巻く。ここを過ぎると広大な源頭に向かう沢形が現れる。1480二股は左。1560二股は右。1590二股は右をとる。高山植物が咲き乱れる源頭の急な草付き場のトラバースが続く。必死で右の岩稜帯に逃る。薄い灌木を掴み岩稜帯に登ると富良野岳の山頂標識が見え、ほっとする。その頃から雨が降り始めカッパを着る。そのあとハイマツ帯となり夏道に出、数分で山頂着。何も見えない山頂で写真を撮りすぐ下山。雷雨となり淡々と下るが徐々に晴れてきて、三峰山沢左股と交差する地点でラーメンタイム。今回のチャシュー入りラーメンは美味しく体も温まった。安政火口を右手に下り富良野岳登山口へ到着。登山口から舗装道路をテクテク40分歩き駐車地点へ。
同行した方々の写真も使わせていただきました。企画してくれたIさん、ありがとうございました。

(おまけ)
8/21は山屋に似合わず美術館巡りで芸術を堪能
青い池→美瑛印象派油彩の庭→拓真館→西美創造の杜美術館→後藤純男美術館(レストランでランチ)→カンパーナ六花亭

バーデンかみふらの近くの駐車場
入渓地点の風景

崩れた左岸林道を行く
最後の1号砂防ダム。右から越える

広い川原の1170二股
九重の滝(1)

九重の滝(2)
九重の滝(3)

九重の滝(4)
ザイルで確保して登る

九重の滝の後、岩盤を登る
茶褐色の岩盤に滝が流れる

滑滝が光で輝き眩しい
滑を歩くのは気持ちよい

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