旭岳~裾合平周回(裏旭携帯トイレブース見学)


旭岳9合目と裏旭野営指定地の携帯トイレブース見学記

コース名旭岳・裾合平周回コース
登山日2023.9.10(日)
天候腫れのちくもり
所要時間●姿見駅から旭岳まで:2時間40分 ●姿見駅~旭岳~裾合平~姿見駅一周:7時間30分
  休憩、ブース調査時間含む
参考タイム【6:20】姿見駅(1゜30')【9:00】旭岳【9:20】(30')【9:50】裏旭野営地【10:10】(35')間宮岳分岐(25')中岳分岐(30')【11:40】中岳温泉【12:00】(30')裾合分岐
(1゜20')姿見駅【13:50】  ( )は休憩時間含む
駐車場到着した5時20分ごろはビジターセンター前の無料駐車場は結構空きがあり駐車
トイレ情報ロープウェイ山麓駅と姿見駅にトイレあり
山行記ロープウェイは始発6時発に乗車。裏旭の携帯トイレブース(8月29日設置)は昨年度設置した旭岳9合目ブース(今年は8月10日設置)と全く同じ、組立式木製円筒形ブース。環境省が3年計画でブースの効果検証業務をしている。どちらもアンカーがしっかりと固定されていた。
旭岳9合目ブースの中はきれいでカウンター値は109。またブースを囲うように緑のロープが張られていた。そのロープを跨いでニセ金庫岩の裏を見たがティッシュは見当らなかった。見学を終わって少し登りかけると中国語を話し大きなザックを背負った 11 人パーティがブースの前へ。女性一人がトイレ紙を持って中に入ったが、数分して出てきた。トイレ紙も持っていたので排泄はしなかったようだ。もう一人の女性が入ろうとするので、私が拙い英語で「これはトイレでない」「携帯トイレを使うブース」「私のも使ってもいい」とザックから携帯トイレを取り出し、差し上げようとするが、不思議そうな顔をして手でバッテン印。そのまま皆さん山頂に登って行った。よく考えると何も知らないとトイレに見える。いくら掲示していても読まない。日本人でさえ携帯トイレの普及が難しいのに、ましてや外国人。インバウンド対策には悩まされそう。外国人が携帯トイレを使って持ち帰ることが解ると驚きそう。日本人は何てことをするんだろう!と。
旭岳山頂は多くの登山者で賑わっていた。旭岳から裏旭野営地への下りは雪渓がすっかり無くなっていて、火山灰の登山道は歩きづらい。転倒している人もいた。裏旭野営地は雪渓が無くなっているので沢(小川)は枯れていた。水が無いとテントを張る人は少ないと思う。ブースのカウンター値は私のピーボトル使用を含めて35。周辺にはティッシュは落ちていなかった。そのほかテントサイトも調査してきた。テントサイトは雨裂が走るガリー浸食が所々にある。防風用石積みがある所は小川手前が10箇所、小川向こうが5箇所あった。一つの石積みエリアに一人用テント2つは張れそう。小川手前のテントサイトは緑のロープで囲んであった。小川の向こうはロープがないので、宿泊者が増えると際限なく裸地が広がりそう。テントサイトの奥に登山道化した踏み跡があるが、2本の細い青ポールで塞いであった。
裏旭の裾合平へ向かう。特に登山道整備について注目して見ながら歩く。間宮岳~中岳分岐、そして中岳分岐~中岳温泉ではいろいろな施工方法で整備されていた。中岳温泉では多くの登山者で賑わっていた。テント型携帯トイレブースも設置してあり、一人の女性が使用していた。その後、一週間前に参加した裾合平の登山道整備跡を見ながら姿見駅に戻る。

旭岳9合目の携帯トイレブース
旭岳から裏旭への登山道から野営地を俯瞰

裏旭野営地の携帯トイレブース

携帯トイレブースの掲示(多言語)
強風でドアが開かないよう紐をかける

内部は綺麗だった
携帯トイレの使い方と汚れた時の清掃用具

携帯トイレの使い方(多言語)
野営地はガリー浸食(雨裂)が走っている

風防止用の石積みで囲まれたテントサイト
小川の向こうにも石積みサイトがあった

間宮分岐への踏み跡と通行止ポール
中岳分岐手前の登山道整備

中岳分岐~中岳温泉への登山道整備1
中岳分岐~中岳温泉への登山道整備2

中岳分岐~中岳温泉への登山道整備3
中岳分岐~中岳温泉への登山道整備4

中岳分岐~中岳温泉への登山道整備5
中岳温泉は登山者で賑わっていた

エゾオヤマノリンドウ(姿見駅)
携帯トイレ自動販売機(姿見駅)

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