岩内岳(中日高) 1497m


ko玉さんの日高全山(169座)登頂記念山行に同行。トンネル続きの林道が長かった!

コース名札内川六ノ沢から岩内岳南西面沢往復    GPSトラック図(C1スタート)
登山日2012.9.22(土)~23(日)
天候9.22(晴れ) 9.23(晴れ後曇り)
メンバー山のメーリングリスト仲間13名(内2名はC1まで)
道路情報札内ダムゲートから六ノ沢出合まで約11km林道を歩く。六ノ沢出合から約1.6kmの所でC1
所要時間札内ダムゲート~C1:4時間。C1~山頂:5時間。山頂~C1:3時間40分。
C1~札内ダムゲート:3時間40分   休憩時間含む
参考タイム●1日目【13:00】札内ダムゲート(2゜40')六ノ沢出合(50')ゴルジュ帯(30')C1【17:00】
●2日目【6:00】C1(40')南西面沢出合(30')750二股(2゜40')1350稜線(1゜10')【11:00】山頂【11:30】(3゜05')南西面沢出合(35')【15:10】C1【15:30】(1゜05')六ノ沢出合(2゜35')札内ダムゲート【19:10】   ( )は休憩時間含む
山行メモ
【はじめに】ko玉さんは北海道の山という山を登り尽くしている人で、まもなく前人未到の記録達成になる(ここでは明らかにできない)。先日は史上5人目の襟裳岬~宗谷岬をつないだ。単独ではなく必ず複数人で登っているとのこと。低山であっても過酷な登攀を強いられた山が相当あるらしい。私のPCに「北海道2万5千地形図(国土地理院)記載全山リスト」※基本データ(武内正「日本山名総覧」)がある。日高をカウントしてみると134座。他に山名のない三角点名の山も30座以上登っていることになる。日高の山は林道があってもゲートが閉まっている所も多くアプローチだけでも大変だ。想像できない記録である。ko玉さんは地図読みも動物的嗅覚がある人らしい。動物になった人と言えるかも知れない(GPSは最近漸く持つようになった)。今回、登りで端正な三角形の三角点名「中岳」1628mが見えたが、残雪期に札内川を泳いで登ったと言っていた。HPもブログも持たないko玉さんの山の記録帳を一度拝見したいものだ。
【9月22日】13:00札内ダムゲートを11人で出発。ko玉さんとAさんは後から自転車で追ってくるとのこと。六ノ沢出合まで約11kmと長く、暗いトンネル歩きが多い。今年1839峰でコイカク沢出合まで歩いたがさらにその先6km以上ある。黙々と歩いていると自転車組が追い付いた。札内ヒュッテまで歩くと約1時間だが自転車は15分とのこと。六の沢出合まで約2時間40分かかった。六の沢出合で沢シューズに履き替え、河畔林を下り札内川本流を渡る。膝までの水量で何なく渡る。広く平坦な六ノ沢を進むとやがてゴルジュ帯となり慎重に突破する。テン場適地に到着したのは17時過ぎで薄暗い。テント班、焚火班、夕食班に分かれ慌ただしく準備。宴会スタート時は真っ暗。風もなく焚火は快調に燃え盛る。美味しいキムチ鍋と冷えたビール、そして話の尽きない山談義。至福の時間が過ぎ、テントに潜り込んだのは23時だった。
【9月23日】朝4:30起床。ベーコン入りラーメンで腹を満たし6時出発(2人はC1で下山)。東に向かっていた沢が急カーブして北方向となり、まもなく岩内岳の南西面沢出合となる。沢は伏流となり巨岩と涸れ滝。それほど難しい所もなく、デブリで荒れた750二股に着く。750二股は左をとるが、すぐ30mほどの滑滝が現れる。我々はすぐに高巻き開始。YちゃんとMさんが取付くが逆相で岩も滑り諦めて支尾根に逃げ合流。高巻いた後も沢への降りは難しそうなので、そのまま急峻な支尾根を登る。笹藪やハイマツ漕ぎもあったが鹿道があり助かった。登る途中でカムエクや無名峰1628(三角点名:中岳)が見え、日高に来ていることを実感する。やがてガスがかかって眺望がイマイチになってくる。1350mの稜線に出て岩峰やナイフリッジなどのアップダウンを繰り返し、やっと狭い山頂に着く。ko玉さんが最後でみんなで拍手で迎える。簡単な食事をし30分休憩して下山。下山は登りのトレースや鹿道を極力使い下りる。途中でカバノアナタケを2つゲット(後で10cm四方を貰う)。巨岩帯を慎重にクライムダウンして南西目沢出合へ。C1でテントを慌ただしく撤収。時間も押してきたので重くなったザックを背負って六ノ沢出合を目指す。ゴルジュ帯では一箇所ザイルを出した。六ノ沢出合に着きひとまず怪我もなくここまで来れたことに安堵する。あとは長い林道を歩くだけだ。札内ヒュッテに着いた時は真っ暗。先に行った自転車組も戻ってきてくれて荷物を運んでくれる。嬉しいものだ。札内ヒュッテからは皆さん一段とスピードアップ。私は必死に付いて行く。札内ダムゲートの赤い警告灯が見えた時は涙が出るほど嬉しかった。札内ヒュッテから1時間かかるところ45分で着いた。19時も過ぎていたので温泉も諦め、コンビニで夕食を買い、中札内から高速を使って札幌へ。帰宅は23時過ぎだった。

札内ダムゲート
あかしやトンネルを過ぎた地点のゲート

林道は砂利道に変わる
六ノ沢出合で沢シューズに履き替え

六ノ沢を進む
六ノ沢のゴルジュ帯

焚火を囲み遅くまで山談義
2日目の朝。慌ただしい出発準備

出発前にパチリ
10分で函が出てくるが中を進む

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