静かな佇まいの真簾沼、ヒョウタン沼を眺めながら晩秋の縦走路を踏破
コース名 | 空沼岳→札幌岳縦走コース GPSトラック図(1/2) GPSトラック図(2/2) |
---|---|
登山日 | 2014.10.4(土)~5(日) |
天候 | 1日目:小雨。2日目:晴れ |
メンバー | 北海道の山メーリングリスト(HYML)仲間7名 |
所要時間 | 【10月4日】林道崩壊地点~万計山荘:2時間35分 【10月5日】万計山荘~空沼岳:1時間45分。空沼岳~札幌岳:4時間25分。札幌岳~登山口:2時間20分。登山口~豊平峡温泉:30分。豊平峡温泉~定山渓温泉バスターミナル:30分 休憩時間含む |
参考タイム | 【11:45】林道崩壊地点(10')登山口(2゜25')万計山荘【14:20】 ( )は休憩時間を含む | 【5:30】万計山荘(45')真簾沼(1゜00')【7:15】空沼岳【7:25】(2゜00')ヒョウタン沼(2゜25')【11:50】札幌岳【12:20】(2゜20')登山口(30')【15:10】豊平峡温泉(30')定山渓温泉バスターミナル【15:50】 ( )は休憩時間を含む |
公共交通 | 地下鉄真駒内駅から空沼登山口まで中央バスがある。また、札幌岳側は豊平峡温泉からじょうてつバスが札幌駅まで運行している。このバスは地下鉄真駒内には寄らない |
登山道情報 | 林道は空沼岳登山口手前200mほど集中豪雨で崩壊。車の駐車スペースは厳しい。湯の沢の橋手前に置くことになる。林道は河原状態。登山口の記帳小屋は健在。 |
トイレ情報 | 万計山荘と冷水小屋の中にトイレがある。どちらも清掃が行き届いている |
山行メモ | 【10月4日】 電車やバスを利用しての万計山荘泊で計画し、HYMLで参加者を募集。湯の沢からの沢組4人、夏道組6人が集まった。沢組のうち縦走者は一人。あとは万計山荘から下山。地下鉄真駒内駅バス待合室に集合。沢組から車で登山口まで送るとの連絡が入り、車に乗せてもらう。湯の沢橋からも林道が続いているので行ける所まで乗せてもらう。やはり途中から林道が崩壊しており、今までの駐車スペースが殆ど無い。200mほど河原状態となった林道を歩き、記帳小屋のある登山口に着く。ここで心細い丸太2本の橋をわたって登山道に入る。9月中の集中豪雨による登山道崩壊状況は事前に情報を入手していたが、数箇所崩壊しているだけで、歩行に支障はなかった。途中で雨となりカッパを着る。約2時間半で万計山荘着。ML仲間の管理人が小屋を温めて迎えてくれた。何回も泊まっているが、本当にいい小屋だ。トイレはいつも清掃され綺麗。臭いもない。万計山荘友の会の献身的な小屋管理、登山道整備に心から感謝したい。15時ごろから夕食の準備。今日のメニューは肉入り豆腐チゲ鍋、スパゲティ、野菜海藻サラダだ。チゲ鍋もでき宴会スタート。いつもの気心の知れた仲間との宴会は心地よく楽しい。沢組が16時前にカッパを着て寒そうに到着した。湯の沢も林道は崩壊している所はあったが、沢そのものは健在だったとのことだった。沢組も宴会に加わり、一段と賑やかになる。ランプにランタン、薪ストーブは体と心を癒してくれる。テレビもパソコンもない。携帯も繋がらない。そして美味しい酒、何と贅沢な時間だろう。明日は早いので20時30分にシュラフに潜り込む。 | 【10月5日】 4時起床。沢組は5時過ぎにヘツデンを点けて下山。朝食を済ませてから万計山荘の薪運びを手伝う。山荘5時30分発。薄暗い中での出発だったが、すぐに朝日がでてきて樹木が赤く染まる。淡々と歩き45分で真簾沼到着。小休止して空沼岳を目指す。空沼岳山頂は風があり寒かった。羊蹄山、狭薄山、漁岳、恵庭岳、支笏湖などがクッキリ望めた。記念写真を撮って縦走路へ。縦走路は山の道を考える会で2000年から3回通して笹刈りをしている。3回目は一昨年10月(札幌岳側半分)と昨年6月(空沼岳側半分)に実施している。笹は伸びるのが速い。笹は被っている所も多くなってきているが、登山道は明瞭で迷うことはない。この縦走路は斜め斜面の部分が結構あり、滑落しないよう慎重に歩く。途中で後を振り向くと真簾沼が見える。なかなかいい景色だ。またヒョウタン沼も現れ、この静かな佇まいも紅葉に溶け込みgood。淡々と樹走路を歩き続けると札幌岳が望める地点に出た。もう少しの頑張りと自分を叱咤激励する。豊滝コース分岐から標高差170mを息を切らして登ると札幌岳の山頂。さすがに人気の山、多くの登山者で賑やか。40人は軽く居たと思う。丁度12時で昼食を摂り30分滞在して下山。標高1000mの冷水小屋付近の紅葉は素晴らしく綺麗だった。登山口には出発してから9時間40分かかった。登山口から豊平峡温泉まで30分車道を歩く。紅葉狩りの観光客で車が大渋滞。全く動いていない。おまけに楽しみにしていた温泉も満員で入れないと言う。トイレにも行きたい。仕方がないのでトイレのある開発P経由で定山渓温泉バスターミナルまで歩く。ターミナルからバスに乗って地下鉄真駒内駅へ。JR組3人で札幌駅で小宴会をして、ほろ酔い機嫌の帰宅となった。 |
総工程 | 沿面距離:21km。獲得標高:1137m。所用時間:10時間20分 |
温泉 | 豊平峡温泉に入る予定が紅葉狩りで混んで入れず |
dummy |