コース名 | 本谷コース GPSトラック図 |
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登山日 | 2015.4.28(木) |
天候 | 快晴 |
メンバー | HYMLの仲間4名 |
道路情報 | 太陽の里のバス宿泊所に泊る。バスはかなり傷んでおり、管理している人の話では取り壊しを考えているとの事だった。 |
ゴルジュ情報 | ゴルジュの雪渓崩落日は5月下旬~6月上旬のよう。登頂日の5/28かろうじてOK。5/30は落ちていたとの情報あり。ゴルジュの雪渓が崩落している時は高巻きして行っている人もいる。 |
所要時間 | 芦別岳まで:11時間。新道下山:3時間15分。総時間:14時間15分。 休憩時間含む |
参考タイム | 【5:15】旧道登山口(2゜00')【7:15】ユーフレ小屋【7:30】(40')ゴルジュ(1゜10')インゼル(6゜00')【15:20】稜線【15:40】(35')芦別岳(3゜15')新道登山口【19:30】 ( )は休憩時間含む |
山行メモ | 朝4時に起床して食事を摂る。車を1台新道登山口にデポしてから旧道登山口へ。5時15分に出発。予定どおりだ。2000年に妻と旧道を登っているが、ハッキリとした記憶はない。山腹のトラバース、高巻き、河原歩きをしながら進む。雪渓は少し残っているだけ。有名な丸太橋は丸太の上をストックでバランスを取りながら立って渡る。丸太橋を通過すると間もなくユーフレ小屋到着。ここから望む芦別岳は周りの新緑の樹々との調和がよく心地よい。小屋前で行動食を食べて出発。勇振沢の左岸を進む。2箇所小川の渡渉があるが靴が防水されているので問題ない。傾斜がついてきた地点から雪渓が現れ、ダブルストックで登っていく。C700位で雪渓が切れている所があるが、ラッキーなことに丸太が縦に掛かっていて、尻移動で渡る。そこから間もなく問題のゴルジュ。心配していたが、かろうじて雪渓が繋がっている。しかし部分的に細くて急なのでリーダーが安全のためにザイルで確保して突破する。その後も緩斜面の雪渓が続く。C780付近でインゼルが現れる。その頃からいつも元気で体力のあるYさんが体調が芳しくないと言う。リーダーとSさんがYさんをダブルでアンザイレン。時々Yさんの足元がずれてヒャッとする。勾配も少しづつ急になってきた。悪いことにSさんのアイゼンが時々外れる。6角ボルトでアイゼンの長さを調整する。6角ボルトを無くしたら一巻の終わり。絶対落とさないようにフォローする。山頂は壁のように立ちはだかって壁の様に迫る。C820で三股となる。中股が張り出した岩で隠れて二股に見えるが、進んでいくと三股と分る。中股を選択して進む。C1090の二股は右に進む。次のC1220三股は中股を選択するが、この辺りから勾配が急になり、ピッケルを確実に刺しアイゼンを効かせながら滑落しない様に一歩一歩確実に登る。Yさんは疲労感が増してきたのか、呼吸も荒く無表情になってくる。辛そうだが戻ることもできない。C1330位で少し右にターンする様に進むところを沢形をそのまま進みルートミス。ここは必至に登っている時なのでルート取りが難しいところだ。樹に捨て縄をとり、ザイルで下りて正規ルートに戻る。急な斜面は嫌になるほど続く。私は一人旅。ピッケルを両手で刺して確実に登って行く。滑落は絶対できないのだ。最後の詰めはリーダーがYさんを20mザイル2本を繋ぎ、確保体制を取った後にYさんが登ることを3ピッチほど繰り返す。Yさんも必至だ。稜線に続く岩の淵に攀じ登り、その淵を歩くと平坦な旧道登山道に合流した。正直、全員が胸を撫で下ろしたと思う。4人で事故なく登れたことを歓び合い固い握手を交わす。ザイルをしまい、アイゼンを外して鋭角の山頂をバックに記念写真を撮る。山頂に登り写真を撮り、時間も押してきたので休まず新道を下山。いつもの事だが新道の下りは長く感じる。かろうじて暗くなる前に新道登山口に到着することができた。Yさんは疲労困憊、本当によく頑張ったと思う。根性あるなぁ。風呂で汗を流すこともなく帰路につき、自宅には22時30分に着く。 |
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