遠音別岳 1330m

(おんねべつだけ)
ガスと強風で1度も山の顔を眺めることはなかった修業の山

コース名オケペブ林道コース 沿面距離:約19km。標高差:1300m GPSトラック図
登山日2019.4.7(日)
メンバーHYMLの仲間4人
天候曇り・強風
道路情報オシンコシンの滝の約1.6km手前右手にオペケブ林道の標識がある。ここを入るとすぐに鹿柵あり。鹿柵には鍵が無いので開けて入る
所要時間登り:6時間30分。下り:4時間20分。総所要時間:約11時間 休憩時間を含む
参考タイム【4:40】駐車地点(6゜30')【11:10】山頂【11:20】(4゜20')駐車地点【15:40】    ( )は休憩時間含む
山行メモ 【4月6日】
知床半島の一等三角点で未登の山。知床まで遠いのでなかなか踏ん切りがつかない。今回北海道の一等三角点踏破を目指しているSさんと一緒に行く機会に恵まれた。平地の天気予報は晴れだが、「てんきとくらす」はCが続き、前日の1500m予報は風速19mと変化はない。とりあえず行くことを決定し午後から仲間4人で斜里町の宿に向かって高速を走らせる。途中白滝付近は吹雪模様。道路は積雪に見舞われる。コンビニで買い物をして17時過ぎに宿に到着
【4月7日】
3:00起床。3:30に宿を出発。オペケブ林道に入り標高30mに駐車。スノーシューを履いて薄暗い林道を出発。昨日の降雪と思われる新雪をSさんがラッセルしその後に続く。林道を少し歩き・252に向かう尾根に上がる。・252上には送電線が走り、いきなりラサウの牙が目に飛び込んできた。空は曇りで無風。ここからは標高は上がらず樹林帯が延々と続く。アップダウンが少なく眺望の無い樹林帯を黙々と歩く。標高700mで漸く森林限界となってきた。樹氷を纏った低木が美しい。振り返るとオホーツク海が広がり陸地には白い藻琴山を望むことができた。遠くの海に白い塊が見えるのは流氷だろうか。右手にラサウの牙とラサウヌプリ、そしてその奥に雲がかかった海別岳が見え歓声を上げる。次第に風が強くなってきた。遠音別岳山頂はガスがかかり何も見えない。850mでスノーシューをデポ、アイゼンに履き替える。私は寒さに弱いのでダウンを着込み目出し帽を被り、ゴーグルをして万全を期す。「てんくら」の予報通り、強風を超え烈風状態になってきた。最後は標高差500mの急斜面の登り。トップは最後までSさん。ガスで見えなくなるので前の人に遅れないように後を追う。アイゼンはよく効くが、時々ズボズボと抜かり体力が消耗。体は汗を掻くほど暖かい。ガスで何も見えない中「山頂に着いたぞ!」の声が。私の前のT女史がさらに歓声を上げる。山頂の北側は絶壁で危険。三角点標石は見るけることができず、4人で記念写真を撮りすぐに下山。下山も時々抜かながらガスの中、前の人を追う。標高850mでアイゼンからスノーシューに履き替える。あとは淡々と往路を嫌になるど歩く。足も疲れ“もう、勘弁してくれ”と愚痴りながら下山する。山頂は何も見えなかったが、強風ガスの中を4人全員が完登することができ記憶に残る山行となった。
温泉清里温泉 390円(シャンプーあり)

夜明け前のオペケブ林道
標高点252。送電線横断

樹林帯を登る
樹林帯は長い

新雪のラッセル
樹林帯も後半になってきた

距離は稼ぐが高度は上がらない
C700付近で森林限界

樹氷が眩しい。オホーツク海の眺望が抜群

森林限界を越えた
ラサウの牙が見えた

ラサウヌプリとラサウの牙

ラサウの牙と海別岳
800m台地。C850mでアイゼンに履替え

860mからの登りが始まった
最後の標高差約500mを登る

ガスと強風
ハイマツトラップで体力も消耗する

一等三角点の山頂
山頂で写真を撮ってすぐに下山

850mでアイゼンからスノーシューに履替え
800m台地を下る

樹林帯の下山は嫌になるほど長かった
駐車地点にやっと到着!


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